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Eto Ryosuke 著
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ヴェルブング(verbung)[洪語. < 独語 werbung:募兵, 宣伝.]
南トランスダニューブのハンガリー人の間に伝わる踊り。名称とは矛盾するが,この踊りは古いタイプの踊り,ウグローシュに属するものである。ウグローシュ舞踊族のうち南トランスダニューブ・タイプのものには、地元でカナースターンツ,ヴェルブング,ウグローシュと呼ばれている踊りがある(ショモジ県,ザラ県,バラニャ県,トルナ県,フェイェール県の西部,スラヴォニア地方)。これは,ウグローシュ舞踊族のうち最も古いタイプである。呼び名や伴奏音楽,フォームを見ると,道具を使った牧夫の踊りに極めて近い関係にあることが分かる。以下,このタイプのウグローシュについて説明する。

伴奏音楽としては、カナースターンツ旋律や古い舞踊旋律(? を基本音価とする旋律で,4拍子,2拍子,3拍子のもの,拍子が途中で転換するもの,拍子が浮動するもの,など)のいずれもが使われる。踊りの宴の始まりや締めくくりに踊られる他,結婚式の顕示のための踊りとして,披露宴の明け方の催しとして,「まかない婦人の踊り」として,あるいは,結婚式の行進の踊りとして踊られる。男性1人や,男性2人,男女のカップル(手をつないだ状態で)のフォームが一般的である。その他に,4人で十字の隊形を作って,向き合った者同士で位置交換しつつ踊るタイプのものや,グループによるサークル・ダンスのフォームのものも知られている。

モティーヴレパートリーは単純である。?? や ??? というリズムの,2節,3節のモティーヴからなる。モティーヴの中で使われる動作には,レンゲテーやセクデレー(szökdelő)、スリー・ステップ,スタンプ,単純なチャパーシュや拍手などがある。また、それに加えて遊戯的な動作も行われる。これら単純なモティーヴレパートリーを,即興によって様々に異なる順序で組み合わせることによって,踊りは構成される。

(出典:Martin György 1990:Ugrós-legényes tanctípus. in Magyar Néprajz VI.)
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by kislexikon-a | 2009-09-09 22:35 | ・ヴェルブング