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Eto Ryosuke 著
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ウンガレスカ旋律(ungaresca)[ラテン語.]
16~17世紀のハンガリーの舞踊音楽,あるいはハンガリー風の舞踊音楽を総称する名称。この音楽は,ドイツやイタリア,フランス,ポーランドに残る,オルガンやチター,リュートのタブラチュア楽譜の中に,様々に異なる名称で散見する(例えば,ungarischer tanz, saltarello ongaro, passamezzo ongaro, heiducken dantz, hayduckyなど)。17世紀以降では,ハンガリー国内の文献(カーヨニ写本(kajoni-kodex),ヴィエトリス写本(Vietorisz- kodex),レーチェイ式のヴァージナルピアノ読本,スタルク式のそれなど)の中にも,コレア・フンガリカ(chorea hungarica),サルトゥス・フンガリクスなどの名称で登場する。

最も一般的な特質としては,四歩格の楽句から成る旋律構造(AAvBBv)であることや,ヴァーガーンシュ・リズム,カナースターンツ・リズムの使用,バグパイプ旋律の影響を示す旋律動機の使用などが挙げられる。ウンガレスカ旋律は,西ヨーロッパや隣接民族の間で当時隆盛であった舞踊旋律と密接な関係を持つ。また,18世紀の舞踊音楽の記録(Lányi Elenóra, Szirmai - Keczer, Apponyi, Barkóczy, Linus などのコレクション)を見ると,ウンガレスカ・スタイルは,その後発展を続け,後のヴェルブンコシュ音楽の中に取り入れられ,それを豊かに装飾する要素となったことが分かる。

(出典:Magyar Néprajzi Lexikon)
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# by kislexikon-a | 2009-10-02 23:32 | ・ウンガレスカ旋律